「マウスピース矯正をしよう!」と思ったら、まずは矯正相談です。多くのクリニックでは初回無料で相談を行っているので、まずは気軽に予約をしてみましょう♪
「…いや、でもちょっと緊張するなぁ〜」
そんな方のために、マウスピース矯正相談に複数回行ったぴいこママが、初回相談の流れをご説明します!
✅マウスピース矯正に興味がある
✅歯列矯正を検討している
✅矯正相談に行きたいけど、勧められそうで不安
マウスピース矯正初回相談の流れ
あくまで一例ではありますが、フルセットでこんな感じです。
※4〜7についてはクリニックによってしないこともあります。また行われる順番も様々です。
1:予約
webや電話で予約をとります。当日は時間を守ってクリニックへ向かいましょう。受付で問診票を書くことになるかと思いますので、10分ほど早く到着するのが理想です。
歯列矯正は自由診療なので保険証は必ずしも必要ではないですが、カルテ作成という意味では必要になりますので忘れずに。
(ちなみにぴいこママは2度ほど忘れたことありますが、「相談だけなので大丈夫ですよ〜」と言ってもらえました…ご迷惑をおかけします)
2:診察
問診票を書いたら、呼ばれるまで待機です。名前を呼ばれたら診察室に入ります。このあたりは通常の歯科医院と変わりありません。
まず最初に口の中を診てもらいます。これは歯並びを見るのもそうですが、虫歯や歯周病などがないかのチェックのために行います。
虫歯や歯周病などがある場合、その治療が終わってからでないとマウスピース矯正を始めることができません。
3:カウンセリング
歯並びで気になるところや、悩んでいることをお話しします。いわゆるカウンセリングの時間です。
カウンセリングとその後の検査結果をもとに、どのような治療を行っていくのかを相談します。
4:写真撮影
顔と口腔内の写真を撮ります。
真正面と横顔の真顔、歯を見せた笑顔。口腔内を撮影する際は器具を加えて、奥歯から前歯、全体がわかるように撮影していきます。
5:レントゲン撮影
レントゲン室に移動し、歯のレントゲン撮影をします。レントゲンでは歯の生え方や角度、骨の状態、上アゴと下アゴの関係性などを観察します。
6:歯のスキャン
口腔内スキャナーを使って、歯のスキャンをします。スキャニングの機械を用いて歯をなぞると、パソコンのモニターを通して自分の歯を3Dで確認することができます。面白いですよ〜♪
7:歯の型取り
歯の型取りのために、口の中に冷たい粘土のようなものを入れます。最初に上アゴ側に貼り付け、2〜3分ほどして固まったら取り出します。これを下アゴでも行います。
これで口の中の模型が出来上がります。治療開始前の歯並びが一目瞭然。
なおインビザラインで使われる口腔内スキャナー(iTero)を用いることで、口の中で型取りをせずに、デジタルの中で高精度な歯の模型を作る(見る)ことができます。
口腔内スキャナーがあれば歯の型取りが不要になるので、嘔吐反射が出る方なんかは特に嬉しいですね。
8:プランや料金の説明、質疑応答
マウスピース矯正のプランや、料金の説明があります。どのプランが適しているのか、どのくらいの期間で治療が終わるのか、トータルでいくら費用がかかるかなど詳細を確認します。
歯並びによっては、マウスピース矯正ができないというケースもあります。その場合にはブラケット矯正など、ほかの手段がありますので悲観するなかれ!セカンドオピニオンとして他で相談してみてもいいでしょう。
その他矯正治療について聞きたいことや疑問があれば、納得するまで話を聞きましょう。話が終われば、全て終了です。
相談だけでいいんだけど、勧められない?
ぴいこママは10件以上のクリニックに回りましたが、どこも無理に勧めてくることはありませんでした!
ただ、次回の予約を取らされるケースはありました。これも無料相談の範疇で行われるのですが、無料だからと言って「ここはナシだな」と思うクリニックで次回予約は取りたくないですよね。
そんなときは、毅然とした態度で「予約はいいです!」とお断りしましょう!
……とできればいいのですが、「NO!」が言えないから困ったりするんですよね。かくいう私もそうです…。
なのでそういう人は、キャンセルしたいときにはどうしたらいいか聞いておきましょう。
個人で開業している歯科医ではなく、マウスピース矯正ブランドであれば、LINEでお友達になってトーク画面からメッセージ一本でキャンセルできたりします。
ぴいこママ自身は『エミニナル矯正』『DPEARL』はLINEで連絡をとりました。電話しなくていいぶん、お手軽ですよね。
個人で開業している歯科医で、次回予約を勧められたのは1回のみ。それ以外は「治療を考えるならまたご連絡ください」といったスタンスでした。
なお、もしその歯科医をキープしておきたい(また行くかもしれない)と思ったら、再度相談に訪れた場合に料金がかかるかの確認はしておきましょう。何回でも無料で相談に乗ってくれるところと、2回目以降料金がかかるクリニックがあります。
矯正相談は何軒くらい行った方がいい?
何軒まわってもOKです! むしろ納得するまで行ってください。
初回相談の流れはどこでもそんなに変わらないのですが、以前行ったクリニックで受けなかった指摘をされたり、初めて聞く情報があったりと、多くのクリニックを巡るほど発見があります。
私自身も、歯列矯正するなら全体をキレイにした方がいいと思って部分矯正は視野に入れていなかったのですが、奥歯の噛み合わせをそのままに前歯だけ動かす部分矯正もいいなと思うようになりました。私は奥歯の噛み合わせはいいらしいので、部分矯正でリーズナブルに済むのであれば、それも一つの選択肢かなと思うようになったのです。
反対に、最初の1軒で決めてしまうのはちょっと不安です。マウスピース矯正で失敗したという口コミも多く存在しますが、その多くが“最初から無理なプランを組んでいる”ことだと矯正専門医に教えていただきました。
たとえばワイヤーでないと並べるのが難しいのにマウスピース矯正を勧められて、言われるがままにマウスピース矯正をしたり、マウスピースの枚数が明らかに足りないのに予算内で収めるためにリーズナブルなプランを選んだり、といった話です。
それを勧める方に問題があるのですが、マウスピース矯正は歯科医師の資格さえあれば誰でも行うことができるため、最終的に理想の歯並びになるのか不明瞭なまま行われることがあるのが実情です。
信頼できる歯科医師のもと矯正できるよう、「ここだ!」と思えるクリニックに出会えるまで矯正相談に行くのが望ましいです。
矯正相談の際に注意したいこと
矯正相談は誰でも受けることが可能です。マウスピース矯正の適応症例かどうかわからない場合も、一度足を運んでみてください。
ここでは私が実際に矯正相談に行って、今後気をつけたいと思ったことを書いておきます。
無料だと思ってたのに…
多くのクリニックにおいて無料相談を行っていますが、クリニックによっては初診料や検査料を取られるケースがあります。
歯科医院としての初診料・検査料なので保険診療の範囲内ではありますが、完全に無料だと思って行っているのでビックリします。ちなみに私も2度ばかり、このようなケースに遭いました。知りたい方はこちらの記事もチェックしてね。
こうした事態を避けるには、予約の際に初診料や検査料がかかるのかを確認しておいた方が確実です。
後で「聞いておけば良かった」がないように…
無料相談は初回のみ、というクリニックがほとんどです。そのため口の中を診てもらって料金やプランの説明を聞いて、はい終了。だと後々「あれはどうなんだっけ?」とモヤモヤしてしまうかも。
あらかじめ相談したいことや疑問などはメモしておくなど、事前準備をしておくことでその場で解決を図ることができます。
ほかのマウスピース矯正ブランドや他院と比較したい場合など、疑問点は同じようなところだと思いますので、相談内容をまとめておくと毎回考えずに済みますよ。
とは言え「歯科医が苦手」という方はコチラ
そもそも歯科医が苦手な方もいらっしゃいますよね。
虫歯治療のキーンという音、病院ならではのクリーンな匂い、ベテラン歯科医師の独特の圧が緊張するという方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方にも訪れやすいのが、マウスピース矯正の『Oh my teeth』。
通院不要を謳うマウスピース矯正ですが、それ以上に「歯科医感」がないのに魅力を感じる方も少なくないようです。
ここはぴいこママが訪れた有楽町矯正歯科ですが、入口がオープンで中の様子も見渡せます。
歯科医にあるリクライニングする椅子ではなく、普通の丸椅子に座って、3Dスキャナーで歯形取りを行いそれを元にドクターと治療計画をお話しします。
詳しくはこちらを読んでね。
ドクターとお話ししたあとは、奥のカウンター越しに歯科衛生士さんに事務的な説明を受けます。
事務的と言っても料金の説明ほか、矯正にまつわる世間話なんかもして、わからないことがあればいろいろと質問もできます。
なにせその辺にある歯医者さんのような雰囲気はないので、相談に行きやすいです。
歯医者が苦手という方は、こうしたところから始めてみてはいかがでしょうか?
マウスピース矯正相談まとめ
・マウスピース矯正相談の流れはどこも同じような感じ
・それでも何軒か回って、自分の合うところを探すべき
・相談無料であっても、相談外の部分でお金を取られるケースもある
・相談の前には相談したいことや疑問点をまとめてから行く
このあたりを念頭に、マウスピース初回相談に行ってみてください。矯正を真剣に考えるみなさんが、自分に合った矯正歯科医と巡り会えますように。