矯正知識

「できない」わけじゃない、でも…マウスピース矯正に「向かない」人

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マウスピース矯正は比較的多くの歯並びに対応しています。でも抜歯が重度の歯周病があったり、骨格状の問題から外科手術が必要な人など、対応できないケースもあります。

そしてマウスピース矯正で歯並びの治療はできるけど、素人目から見ても「マウスピース矯正には向かないなぁ」と感じる人もいます。どういった人が「向かない」のか、実際にマウスピース矯正をしているぴいこママがお伝えします。

タバコを吸う人

喫煙をされている方は、マウスピース矯正に向きません。マウスピース矯正を始めるなら、禁煙から始めた方がいいです。

マウスピースをしたまま飲食できるのは、水もしくは何も入っていない炭酸水だけです。甘味の入ったミネラルウォーターや、炭酸水を除く炭酸飲料もNG。

甘味が入っているものは、虫歯リスクを上げてしまうので厳禁です。マウスピースをしていると唾液による自浄作用が働かないため、マウスピースを着用したまま糖分の入った飲料を口にすることはハイリスク。

ではお茶はどうかというと、虫歯リスクはありませんが、マウスピースの着色汚れの原因となってしまいます。同様に、糖分の入っていないコーヒーや紅茶ももちろんんNGです。

それと同様に、タバコもマウスピースの着色汚れの原因となります。マウスピースをつけたまま喫煙するのはもちろんのこと、喫煙後歯についた着色汚れですらマウスピースに移ります。

それを避けるには、喫煙後に毎回歯磨きが必須です。ちょっと現実的には難しいのではないでしょうか?

また喫煙の頻度によってはマウスピース変形の原因となるとも言われています。せっかくマウスピースを作っても、変形してしまっては治療がうまく進みません。

なお、喫煙は歯の動きにも悪影響。タバコは血流を悪くするのは周知の事実かと思いますが、歯茎はダイレクトにその影響を受けて、歯を動かすために必要な栄養が行き渡らないのです。

喫煙者で矯正を考えている人は、矯正医師に相談してみましょう。

外食や飲み会が多い人

マウスピース矯正の装着時間は1日に20〜22時間とされています。つまり外していいのは2〜4時間。その間に飲食と歯磨きを済ませなければなりません。

しかし仕事の関係などで外食が多いとなると、装着時間に制限がでてくる可能性があります。

1人で外食ならいいのですが、相手がいる場合となると注文が来てからトイレでマウスピースを外し、食事を終えたら即座にトイレに駆け込んで歯磨きをしてマウスピースをはめます。

気が置けない仲であれば事情を説明もできますが、接待などビジネス関連となるとそれもまた難しくなってしまいます。

ぴいこママは在宅でお仕事をしており、外食もそんなにしないので日常生活で支障はありません。ちょっと困ったのは、テーマパークに行ったときです。

想像に難くないとおもいますが、まずは食べ歩きはできません。子どもが美味しそうなポップコーンを持っていても、勧められても食べません。

もちろんジュースなども飲みません。飲み水は持参しました。

昼食は事前に予約をして店内で食べました。もちろん食後は歯磨きして、すぐにマウスピース装着。

夜は買い食い。手早く食べて、少し遠いお手洗いで歯磨きをし、すぐにマウスピース装着。

装着時間は守ったものの、やっぱり食べ歩きできないのは残念です。

半日くらい外して、マウスピースの装着期間を延ばすのもいいかなと思ったのですが、自己判断は危険です。万が一はいらなくなったらショックだし…。

こんな感じで1日外出しているときなんかは、地味に大変ですね。外で歯磨きするのもガッツリはできないので、帰宅したら再び歯磨きして、翌朝はマウスピースの洗浄も行いました。

ちなみに外に行くときは、マウスピースケースと携帯歯ブラシは必須です。きちんと歯磨きできる場所があれば、歯磨き粉とフロスを使って毎回きっちり歯磨きしましょう。

妊娠中の人

妊娠を考えている方や妊娠中の方は、産後に落ち着いてから矯正治療に臨んだ方が安心です。

妊娠したことがある方ならわかっていただけると思うのですが、妊娠中は身体が通常とは異なります。少しのことでイライラしたり、味覚に変化があったり、その人によって変化の内容や度合いは違うかと思いますが、とにかく違うんです。

そんな状態ですから、マウスピースという異物を口の中に入れると口腔内が過敏に反応してしまう可能性があります。私の友だちでナイトガード(夜用マウスピース)をつけていましたが、妊娠中にマウスピースで吐き気を催してしまい、装着ができなくなってしまいました。

口の中は通常でも敏感な場所ですから、妊娠中のマウスピースはオススメしません。つわりのときなんかは、特につけていられないと思います。

また妊娠中は虫歯になりやすいことでも知られています。昔は子どもを1人産んだら、虫歯が一本増えると言われていたほどです。

マウスピース矯正中は浄化作用のある唾液が歯に行き渡らず、虫歯リスクを高めることがあります。妊娠中のマウスピース矯正は、虫歯の観点からもあまり良くないでしょう。

※その他、レントゲン撮影ができなかったり、抜歯に伴う麻酔薬が使えないなど、矯正治療において制限があることも考えられます。

自己管理ができない人

マウスピース矯正では装着時間を守ること、食後に歯磨きをすることが重要になります。

装着時間を守れなければ歯の動きは悪くなり、矯正期間が長くなったりゴールにたどり着くことができなくなることも。

また歯磨きを怠ると虫歯になり、その治療を優先しなければならず、やはり矯正治療に影響を及ぼします。

つまりマウスピース矯正の成功の鍵は、自分がいかに矯正医師に言われたことを守ることができるか、というところなのです。

その他、今後使うマウスピースの保管が必要であること、食事中のマウスピースは紛失しないように管理することなども自己管理能力の一つとなるでしょう。

そうした管理に自信がない人は、マウスピース矯正をしてもうまくいかない可能性が高くなります。

かくいう私も、自己管理に自信があるわけではありません。それゆえ、マウスピースの管理には慎重です。

装着時間を守るためにアプリを使って、マウスピースを外しているときは30分後にアラームが鳴るように設定しています。アラームをせず、うっかり1時間外したままにすることもありました。

外食のときにマウスピースケースを忘れてしまったときは、外したマウスピースはティッシュに包まず、使用していないハンカチに包みます。ティッシュだとお店の人がゴミと間違えて廃棄する可能性があるからです。

歯科定期検診は半年に1回ペースで行っていましたが、今は3ヶ月に1回診てもらうようにして、虫歯がないかチェックしています。

ちなみに先日の定期検診で、前歯の裏側の初期虫歯を発見…治療が必要のない程度なので、これ以上悪化しないように指導を受けました。

こんな感じで、自分の管理能力の低さを認識したうえでマウスピース矯正をやっています(汗)。

今のところぴいこママのマウスピース矯正治療は…なんとか順調に進んでいます!最後まで走り切りたい!

まとめ

【マウスピース矯正が向いてない人】

  • タバコを吸う人
  • 外食や飲み会が多い人
  • 妊娠中の人
  • 自己管理ができない人

マウスピース矯正自体はお手軽に感じるかもしれませんが、その人の性格や状況によっては敬遠した方が良さそうです。

それでも「マウスピース矯正をしたい!」と思うこともありますよね。

ぴいこママも自己管理能力に欠けると思いつつ、やっちゃってますし。

そんなときはやっぱり、矯正歯科医に出向いて相談してみてください。

さまざまな人の治療をしてきている矯正歯科医でしたら、同じような状況の人を見てきていますし、その成功例・失敗例も聞くことができるかもしれません。

自分1人で悩んでいるよりも、専門家に相談すると話が早いです。特に矯正は治療に時間がかかりますから、開始は早いに越したことはありませんよ!



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ABOUT ME
ぴいこママ
真ん中子♀がワイヤー矯正を始めて、歯並びがキレイになったのを見て羨ましくなった人。見た目もそうだが、歯列矯正で健康な歯を目指す。現状歯並びは叢生・反対咬合。 ▶︎現状と問題点▶︎ 上の前歯2本が反対咬合/左上の歯が1本内側に倒れている/右下の歯が1本内側に倒れている/奥歯の噛み合わせはいいらしい/下アゴの骨隆起がすごい。無意識の食いしばりが原因と思われる/食いしばりがあるので、顎関節症になるリスクがあるらしい