矯正知識

失敗しないために!マウスピース矯正相談で確認すべきポイント3つ

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マウスピース矯正を考えたときに、どのブランドを選ぼうか、どのクリニックにしようか、考えることはいろいろありますよね。

決して「どこでやっても同じ」ではありませんので、慎重に選んで失敗のない矯正を行いたいところです。

そこでマウスピース矯正相談を数こなしているぴいこママが、マウスピース矯正の相談に行った時に確認するポイントを3つお伝えします。

1:矯正担当医師が判断しているか

マウスピース矯正で治療ができるか否か、どのように治療をしていくのがいいのか、最適な治療方法は何か、といった判断を行うのは矯正担当医の仕事です。

「そんなの当たり前でしょ!」

と思われるかもしれませんが、当たり前じゃない思いをしたので書いています。

矯正相談に行くと、矯正担当医が最初から最後まで担当してくれるところもある一方で、相談の段階では矯正医師が登場さえしないクリニックもあります

最初の問診や虫歯チェック、歯の型取りなどは歯科衛生士の方がやるのは問題ないんです。しかし歯並びを確認して、マウスピース矯正ができるかどうか、どのように治療をしていくかを判断するのは矯正担当医師のはず

実際に私の行ったクリニックの中には、最初から最後まで一貫して歯科衛生士が行ったところがあります(厳密には虫歯チェックにだけ歯科医師が来て、それだけやって引っ込んでしまいました)。

その歯科衛生士さんは矯正担当の衛生士だとのことでしたが、その人に「大丈夫です、これくらいならマウスピースで治りますよ〜」と言われました。詳しく説明もしてくれてとても良い方ではあったのですが、え、アナタがそこを判断するんですか…?

歯列矯正は噛み合わせにも影響を及ぼす、高等な技術力のいる治療です。矯正については矯正担当医師と、実際に治療を行うことを前提に話を進めなければ安心できませんよね?

質疑応答も全て歯科衛生士の方が対応してくださったのですが、違うそうじゃない感…。

2:複数の矯正方法があるか

「マウスピース矯正をしよう!」

と考えても、自分が理想とする歯並びになるためにはマウスピースでは難しい場合があります。

まずは自分がどのような歯並びになりたいかを伝え、そのために最適な方法を知らなければなりません。

そうなると一つのマウスピース矯正しか行っていないとなると、そのマウスピース矯正以外の選択肢がでてきません。矯正の方法が一つしかないなんてことは、まずあり得ません。

理想の歯並びを目指すのであれば、どんな方法があるのか複数の選択肢の中から、それぞれのメリット・デメリット、どの方法でどこまでできるのか、予算も含めて考える必要があります。

また治療経過で思わぬ方向に歯が動くケースも往々にあります。それは患者本人の癖であったり、装着時間を守らなかったり、といった原因があるのですが、その際にリカバリー(その前の状態に戻す)することが必要になります。

ところが一つのマウスピース矯正のみしか扱いがなければ、マウスピースを作り直すことはできても、それ以上のことはできません。

しかし普段からワイヤー矯正も行っているクリニックであれば、リカバリーに対応できる可能性が高いです。ワイヤー矯正について知識の深い先生であれば、治療経過に何か問題があったときにも安心です。

ちなみに私が行ったクリニックの中には、診療案内に“矯正”がないのに、とあるマウスピース矯正ブランドの取り扱いをしているところもありました。(マウスピース矯正ブランドのサイトにそのクリニックは載っているけど、クリニックのホームページに“矯正”の文字がないのです。)

普段矯正を行っていないクリニックで、リーズナブルなマウスピース矯正を行うのは危険行為だと言えるでしょう。

3:今までにどのくらいの症例をこなしたか

ワイヤー矯正の場合、認定医や指導医などその医師の実績による資格が存在しますが、マウスピース矯正にはそれにあたるものがありません。

だからその医師が信頼できるのかどうか、その判断基準がないのです(もちろんワイヤー矯正の認定医や指導医の資格を持っているからといって、イコール信頼できるとも限りませんが、一つの判断基準にはなってくれます)。

そのためその医師の実績を見ることが、一番の基準となります。つまり今までどのくらいの人数を対応してきたかと言うこと。これもまた多ければいいということではありませんが、症例数の少ない医師よりは安心ができるはずです。

一例をあげると、マウスピース矯正の最大手インビザラインの場合は、年間のインビザライン症例数によって認定される“プロバイダー”と呼ばれる制度があります。インビザライン認定医の場合、1年間の症例数でランクがつけられます。

たとえば1年間に151〜400件の患者さんを手掛けていれば“ダイヤモンドプロバイダー”、101〜150件なら“プラチナエリートプロバイダー”、51〜100件だと“プラチナプロバイダー”といった具合です。

これは個人でなくても法人にも与えられ、クリニックによってはランクの盾を置いてあったりもします。法人の場合は複数の医師で総合的に症例数を申告するため、症例数が多くなる傾向はあります。個人開業のクリニックで置いていれば、信頼度は大きいでしょう。

あとはもう、矯正担当医師にどのくらいの症例数をこなしてきたかを直に聞いてみるのが確実です。ちょっと言い出しにくいかもしれませんが、「失礼ながら…」と前置きしたうえで聞いてみてください。

まとめ

1:矯正担当医師が判断しているか

2:複数の矯正方法があるか

3:今までにどのくらいの症例をこなしたか

このあたりは、治療を開始する前に確認しておきたいところ。もちろんその他に、個人的に引っ掛かるようなことがあれば事前に解決しておきましょう。

自分の大事な歯をより良くするために、「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、慎重にマウスピース矯正クリニックを選ぶようにしてくださいね。

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ぴいこママ
真ん中子♀がワイヤー矯正を始めて、歯並びがキレイになったのを見て羨ましくなった人。見た目もそうだが、歯列矯正で健康な歯を目指す。現状歯並びは叢生・反対咬合。 ▶︎現状と問題点▶︎ 上の前歯2本が反対咬合/左上の歯が1本内側に倒れている/右下の歯が1本内側に倒れている/奥歯の噛み合わせはいいらしい/下アゴの骨隆起がすごい。無意識の食いしばりが原因と思われる/食いしばりがあるので、顎関節症になるリスクがあるらしい