歯列矯正は健康な歯と噛み合わせのために歯を整える治療です。でも実際には審美目的で矯正する人が多いですよね。
かくいうぴいこママも、口元にコンプレックスがあったために歯列矯正に臨んだ1人です。美人を目指しているとかいうことでは全くなく、歯を見せて笑ったり写真に写ったりするのが本当に嫌だったのですー!
個人的には顔周りにコンプレックスがある人は、まず歯列矯正に目をむけていただきたい。口周りが変わるだけで本当に顔が変わりますよ!
正面から見たビフォーアフター
ぴいこママはプロフィール欄にも書いているのですが、口周りについて以下のような問題がありました。
2024年6月現在で、マウスピース矯正を始めて9ヶ月が経過し、叢生・八重歯・反対咬合がほぼ治っています。上が矯正前のガタガタ前歯で、下が矯正開始9ヶ月目くらいです。上の歯が下の歯にかぶってますよね!
歯並びに関しては満足レベルです! この時でマウスピース15枚目、全部で18枚の予定なのでようやく終わりが見えてきました。
横から見たビフォーアフター
では次にしゃくれ気味だったのはどうなったでしょうか。
そもそもこのあたりの問題に関しては矯正どうこうの話じゃないなと思って、矯正のカウンセリングで話したりはしていませんでした。
以前いろんな矯正歯科に話を聞きに行った際に、一度横顔のEラインについては伺ったことがあります。
Eラインとはエステティックライン(esthetic line)の略で、横顔で鼻先とあごの先端を結んだラインのことをいます。このラインに上唇がくるのが理想的な横顔とされており、歯列矯正できれいなEラインを作ることが可能かどうかを伺ったのです。
そこの矯正医からはきれいなEラインを作るとなると、矯正後に美容外科がオススメだと言われました。もともと出っ歯気味の人であれば、上前歯を引っ込めることでEラインが整う人もいるようです。
が、私の場合はそうではないので、歯列矯正で横顔に変化はそんなに出てこないということでした。
まぁ実際にそこまで横顔に変化はないのですが、それでもちょっとだけ顎が引っ込んでいる気がするのですがいかがでしょうか?
アゴが丸い…!というところはちょっと見逃していただいて…
一番上が矯正前、真ん中が矯正7ヶ月目、一番下が矯正10ヶ月目です。一番上から真ん中の変化が大きくないですか? 一番上に関していうなら、ちょっと頑張ってしゃくれをごまかしている感まであります(笑)。
きれいなEラインには程遠いですが、しゃくれっぽさが消えているので十分です!
むしろ少し変化がでてきただけでもラッキー!
ガミースマイルビフォーアフター
ガミースマイルについても、なんとなくではありますがちょっとマシになった気がしています。
横顔もガミースマイルについても自分でわかる程度かもしれませんが…そもそも他人が気にしていないようなことが気になるのが自分なので、自分がOKと思えばそれでOKなんです。
どう? これくらいならガミーじゃないと言っていい??
ちなみに矯正前はこんな感じです。↓
結構治ってんじゃない!?
正中ビフォーアフター
プロフィールには書いていませんが、正中も揃っていないんです。書いていないのは自覚もしておらず、矯正歯科で指摘されて初めて気づいたから。
正中というのは左右の真ん中のラインのことで、歯列矯正では“上アゴ歯列の真ん中と下アゴ歯列の真ん中”が揃っているのが理想的な状態と言います。
で、ぴいこママの場合ですが、上の歯の真ん中と下の歯の真ん中が合っていませんよね。
あまりきちんと見ることはないかもしれないので、読んでいるあなたも鏡の前で「イー」して見てみてください。正中は揃っていますか?
ちなみにぴいこママの場合、正中は揃っていませんが噛み合わせが悪いわけではありません。だから見た目だけの問題ですね。
しかも指摘されるまで気づいていなかったので、正直ここはどっちでもいいところではあります。もちろん正中が揃っているに越したことはありませんので、揃うといいですよね。
さて、では矯正開始2ヶ月前と10ヶ月目の比較いってみましょう。ドン!
おお!なんか揃ってるっぽくない!?
噛み合わせビフォーアフター
ぴいこママは噛み合わせは悪くなく、矯正を始めるまでは美味しくごはんを食べてきました。でも矯正中の今は噛み合わせが悪い状態です。
歯列矯正では正常な位置にない歯を移動させるので、同時に正常な歯にも移動してもらわなければならないので、治療中の噛み合わせの悪さには目を瞑らなければなりません。
例えば上の歯が下の歯よりも奥に引っ込んでいた部分は、前に出すにあたって下の歯を乗り越えなければなりません。つまり上の歯が前進すると乗り越える前に下の歯とぶつかるタイミングがやってくるのです。
この上と下の歯がぶつかっている間は、当然奥歯同士がぶつからず、噛み合わせの悪い状態になっています。タコのお刺身とか丸飲みです。
反対咬合がだいぶ治ってきましたが、まだ使っていないマウスピースは3枚残っています。歯並びを適切に並べつつ、正しい噛み合わせも戻ってくる予定です。
歯並びが良くなっても、噛み合わせが悪くなってしまったら本末転倒ですよね。歯列矯正って本当に最後まで気が抜けないなぁと噛み締めています…歯だけに…。
そんなわけで噛み合わせいい状態がビフォー、現状のアフターは悪くなっております。
あと2ヶ月くらいで戻ってきて私の噛み合わせ…頼むよドクター!
【注意】悪い変化にも注目
噛み合わせについてはまた治療が終わった段階できちんと報告をするとして、矯正による悪い変化もお伝えしておきますね。
歯列矯正をすると、ブラックトライアングルができやすい傾向にあると言われています。
ブラックトライアングルは歯と歯と歯肉の間にできる黒い隙間のことで、三角形に見えることからそう呼ばれています。
年齢を重ねると歯茎が後退していくのでブラックトライアングルができやすいのですが、歯列矯正でも起こることの多い現象です。
歯列矯正をすると歯並びが改善されて、今まで歯ブラシが届きにくかった場所を磨けるようになり歯茎が健康的になって引き締まってきます。そのため隙間が目立つようになります。これは割とポジティブな原因。
もう一つ、歯並びが悪い場合、歯茎を支える骨“歯槽骨(しそうこつ)”が十分でないことがよくあるそうです。しかし矯正では歯槽骨が少ない部分にも歯を並べるため、結果として歯茎が後退してブラックトライアングルができてしまいます。
これはマウスピース矯正だろうがブラケット矯正だろうが同じです。矯正をすると決めたら、ブラックトライアングルのリスクはあることを覚悟してください。
ちなみにブラックトライアングルはできてしまったら、自然と元に戻ることはありません。ただ治療の方法はありますので、気になる方は矯正治療をするクリニックなどで聞いてみるといいでしょう。
まとめ…部分矯正でもこれだけ変わった!
矯正も佳境に入ってきてビフォーアフターを披露してみましたが、口周り全体的に変わったと思いませんか?
改めて言いますが、ぴいこママは部分矯正です。部分矯正は、上の歯6本・下の歯6本の前歯12本に特化した矯正なのですが、思った以上に変化があって驚いています。
どのクリニックでも全体矯正を勧められていたけど、部分矯正で十分な結果がでています!(まだ終わってないけどね)
大前提として、1日22時間着用はほぼ守っています。マウスピース矯正において、最も大事なのはこの着用時間を守ることです。
10ヶ月目だけど、時間オーバーしたのは5日程度しかないんじゃないかな。その5日程度も少なくとも20〜21時間は着用しているので、極端に外す時間が長かったわけでもありません。
そういや「アメトーーク!」の矯正芸人の回で千鳥のノブさんが、仕事の都合で1日4時間程度しか着用できず、医師に「全く動いていない」と言われたと話していました。そりゃそうだろうよ!笑
マウスピース矯正って本当に大丈夫なのかなーって始める前は本気で思っていたのですが、やって良かったです。というより、もっと早くやればよかった!二の足踏んでいた時間がもったいなかった!笑
人前で口開けて笑うのもできるし、今は鏡を見ても嬉しい。あと本当に歯磨きがしやすくなりました。
歯が動いたことで今まで磨けていない場所が露呈しまして(つまりは目に見えて汚れがついているのがわかった…)、ブラシが全然届いていなかったんだなぁとしみじみ思いました。つい先日歯医者の定期検診できれいにしてもらいましたよ。
それでも全体的な粒汚れ?は通常のお掃除では取れないらしく、矯正歯科でエアフローなるものでお掃除する予定です。このお掃除についても、また詳細お知らせできればと思っています!
以下記事では、部分矯正を初めて検討したときのカウンセリング体験談を書いています。ぜひ読んでみてくださいね!