歯列矯正におけるトラブルで、噛み合っていた歯が噛み合わなくなった、というものがあります。マウスピース矯正をしているぴいこママも、まさに実感しています。
そこで今回は、マウスピース矯正における「歯が噛み合わない」トラブルについて書いていきます。
矯正期間中に噛み合わなくなることはある
結論から言いますと、矯正期間中に噛み合っていた歯が噛み合わなくなることは問題ありません。
歯を移動させている最中ですから、噛み合わなくなる時期はあるのです。
ぴいこママの歯の状態で説明します。
まず右側、2本の歯が下の歯よりも下がっていて反対咬合になっていて、それを今前に出してきているところです。
矯正により上の歯2本は前に出てきており、それで下の歯とぶつかる形になっています。そのため現状は奥歯の上下がぶつかりません。
今後この2本の歯が下の歯よりも前に出てきたら、奥歯同士が再び噛み合う予定です。
なお、ぴいこママは部分矯正なので写真右側(奥歯側)の歯を動かすのは難しい、と治療前に説明を受けています。でも今下の歯とぶつかり合ってるんだから、ちょっと前に出てきてるってことだよねぇ!?
うまく下の歯を越えられれば万々歳なのですが…今後に期待です。
ついでに左側の歯です。上前歯で1本下がっている歯があるのがわかりますね。
こちら側はまだ手付かずなので、動きはなし。次回通院時はこの歯を前に出すために、歯を研磨して歯を移動させるスペースを作ります。
右側の歯が動いてきているのを見ると、この左側の歯もこれから前に出てくるんだなーって期待に胸が膨らみますね!
さて治療中の噛み合わせは一時的なものだと書きましたが、治療を進めていっても治らない場合は別の理由があるかもしれません。
そんなときは、通っているクリニックに相談をしてみてくださいね。
歯の噛み合わせが悪いと起こる悪影響
現状ぴいこママは噛み合わせが悪く、食事に影響がでています。
…奥歯同士があたらないので、硬いものが食べられないんです!
先日うっかりタコの刺身を食べたのですが、噛みきれずに飲み込みました。
キッチンカーで売っていた牛タン串もいつもなら買うのに、絶対に今は噛めないと思って諦めました。
食事を目一杯楽しむのは、矯正治療が終わってからということですね。あ〜長い。
矯正治療が終わって噛み合わせが悪い場合
矯正期間中は一時的に噛み合わせが悪くなるだけなので、特に問題ではありませんが、治療期間を終えても噛み合わせが悪いままなのは問題です。
今のぴいこママのように、食事が不便というだけではありません。
噛み合わせの悪さが与える生活のリスクを考えてみましょう。
1:将来的に歯を失うリスクにつながる
噛み合わないということは、日常的にしっかり使えている歯と使えていない歯があるということ。歯によってかかる負担が違ってくるので、負荷の大きい歯が先に寿命を迎えてしまいます。
2:顎関節症のリスクがある
歯の噛み合わせが悪いとアゴに負担がかかるため、顎関節症のリスクが高まります。
顎関節症は以下のような症状がでます。このような症状が出てきたら、早めに歯科医に相談しましょう。
- 大きく口を開けられない
- 口は開くけど引っかかったような感覚がある
- 顎関節に痛みがある
- 口の開閉時に音が鳴る
3:頭痛や肩こりなどを引き起こす
噛み合わせが悪いと、筋肉バランスが崩れて口以外の部位にも影響を及ぼします。頭痛や肩こり、めまい・耳鳴りなどがそれにあたります。
歯は万病の元で、全身の病気につながります。慢性的に頭痛や肩こりがある人は、もしかしたら噛み合わせの悪さがその原因なのかもしれません。
体の症状からは、内科や整形外科に駆け込んでしまいそうですよね。原因が口腔内だと気づくには、時間を要しそうです。
見た目がキレイになっても、生活に不調をきたしてしまう状況はいいはずがありません。
もし治療を終えて歯が噛み合わないという状態であれば、治療をしたクリニックか、お近くの矯正医に相談しましょう。
まとめ
矯正治療中に噛み合わせが悪くなるのは、特に問題なし!
ただし一向に噛み合わせが戻らない場合は、歯科医に相談を。
治療が完了したのに、噛み合わせが悪いまま放置は危険!
通っていたクリニックまたはセカンドオピニオンを。
ぴいこママは治療中なので、今後噛み合わせに異常が出てきたらまたご報告します!乞うご期待!?