マウスピース矯正を始めて1ヶ月が経過しました!
私が使用しているのは【クリアコネクト】という、世界第2位のシェアを誇るアライナーです。では1位はというと、誰もが耳にしたことがあるであろう【インビザライン】。
私もさまざまなクリニックに出向きましたが、インビザラインを取り扱っているクリニックが圧倒的に多かったです。
ではなぜ私がクリアコネクトを選んだのか、インビザラインとの違いはなんなのか、というところに焦点を当てて書いていきます。
この記事は…こんな人にオススメ!
- マウスピース矯正を検討している
- インビザラインとクリアコネクトの違いがわからない
- インビザラインとクリアコネクトのマウスピースの違いを知ってから検討したい
インビザラインとは?
アメリカのアラインテクノロジー社が提供しているマウスピース矯正システムで、1997年に開発されました。そのシェアは世界No.1で、日本においても取り扱いクリニックが最も多いです。
クリアコネクトとは?
インプラントシェアNo.1のストローマングループが提供しているマウスピース矯正システムで、インビザラインに次ぐ実績をもちます。2006年、インビザラインを開発したアラインテクノロジー社の元社長により開発されました。
インビザライン or クリアコネクト
まず最初に言っておきますね。
どちらかで迷っている人は、アライナーではなく必ず「クリニックへの信頼度」で選んでください。
インビザラインは世界シェアNo.1、クリアコネクトは世界シェアNo.2のブランドで、両者共に多くの実績をもつマウスピース矯正ブランドです。
そのため、どちらを選んでも歯列矯正に効果はあります。
治療の期間や治療後の審美性は、患者の現在の歯並びや医師の手腕によるところが大きいので、「このアライナーだから早い」「このアライナーだからキレイになる」とは言い切れないです。
考えるべきは、医師の腕であったり、そのクリニックが信頼できるかどうかというところです。
アライナーはどっちでもいいよ!
投げやりなわけじゃなく、本当にどちらも信頼できるブランドだからね!
というところを念頭に、インビザラインとクリアコネクトの違いであったり、オススメなんかを書いていきます。
インビザラインとクリアコネクトの違い
- 深さ
- 装着時間
- アタッチメントの量
- 審美性の高さ
- 費用
このあたりに違いがあるよ!
詳しく説明していくねー
1:マウスピースの深さ
歯の矯正を行う際、全体矯正でも部分矯正でも歯全体を覆います。その覆う部分ですが、マウスピースブランドによって深さが異なります。
インビザラインは歯茎にほんの少しかぶさるくらいの深さなのに対し、クリアコネクトは2mmほど歯茎にかぶさるほどの深さです。クリアコネクトの方が大きい分、矯正力が強いと言われています。
ただクリアコネクトは深いぶんだけ、着脱はしにくいです。
私はクリアコネクトを使用していますが、爪が短いと取るのに少し手間取ります。
2:アタッチメントの数
クリアコネクトのアライナーは、インビザラインより強制力が強いと言われていることから、アタッチメントの数が少なくて済むというメリットがあります。
アタッチメントとは、歯の表面につける樹脂で作られた突起物です。
アタッチメントは効率よく歯を動かすのに役立ってくれますが、その一方で審美性に欠けます。アタッチメントは歯と同じ色でわかりにくく作られているとはいえ、凸凹しているので「なにかついている感」はあります。
そのため、アタッチメントは少ない方が目立ちにくいです。
3:審美性の高さ
クリアコネクトは透明度が高いと言われています。また、光沢が出にくいという特徴もあります。
ただ個人的には、インビザラインとの違いがわかりません…。似たようなもんじゃないかなぁ。
どちらも透明度に優れていて、ぱっと見ただけではマウスピースをつけていると思えないです。
ただこれはマウスピース全体に言えると思うのですが、よく見るとやっぱりテカテカしているのはわかります。ママ友と面と向かっておしゃべりしていたら、何かつけているということくらいはわかるでしょう。
ワイヤー矯正に比べると、本当に目立たないですけどね。
4:装着時間
インビザラインが1日の装着時間20時間以上なのに対し、クリアコネクトは22時間以上と長いです。
私はクリアコネクトで矯正をすることに決めたものの、この装着時間については考慮していなかったのは致命傷でした。詳しくは前回の記事をご覧ください。
5:費用
一般論になってしまいますが、インビザラインの方がお金がかかります。
私はさまざまな矯正歯科を周りましたが、インビザラインの全体矯正となると総額で100万円くらいが相場です。
それと比較して、クリアコネクトは数十万円。
双方ともクリニックにはよるものの全額矯正用と部分矯正用があったり、いくつかのプランが用意されていたりしますが、全体的にクリアコネクトのほうがリーズナブルです。
インビザラインがオススメな人
外食が多い人
アタッチメントの着用時間が22時間と長いクリアコネクトに対し、インビザラインは20時間〜と言われています。
ぴいこママは1日に22時間着用しており、予定のない日なら特段問題はないのですが、外食が発生する日などには少々工夫が必要です。
まず外食でゆっくり食べるために、家での食事は素早く済ませます。外食時には食事が運ばれてきてからトイレに駆け込み、食後に他の人を待たせないために早めに食事を終わらせて歯磨きをしておきます。
マウスピース生活に入ってから一度だけ親族とコース料理を食べに行ったことがあるのですが、一つ一つ食事が出てくるので、待ち時間が長そうなときは一時的にマウスピースをはめて、また外して…と本当に大変な思いをしました。貸切だったのと、トイレがすぐそばにあったのが不幸中の幸い。
仕事などで外食が多い方は、マウスピースを外す時間がどうしても長くなってしまいがちです。特に相手が気のおけない仲であればともかく、会社の取引先の人となるとさらに席を立つタイミングなんかも考えてしまいますよね。
クリアコネクトはマウスピースに縛られる時間が長いので、着用時間を守ることが難しい人にはオススメができません。
※ただしインビザラインでも、22時間着用とするクリニックもあります。
信頼性のより高いマウスピースが使いたい人
インビザラインは最も歴史が長く、世界シェアNo.1のブランドですから、マウスピース矯正ブランドの中では一番安心できるアタッチメントだと言えるでしょう。
そう言う意味では、インビザラインを選んでおけば間違いがなさそうです。
ただクリアコネクトもインビザラインに次ぐブランドであり、信頼性の高いものですから、「インビザラインでないとダメ」だとは全く思いません。
それよりも矯正歯科医師の手腕や信頼度のほうがずっと重要です。
ただインビザラインにこだわりのある方も多くいらっしゃいますし、実績としてはインビザライン矯正が圧倒的に多いことを考えると、一つの安心材料となると思います。
クリアコネクトの取り扱いクリニックが近くにない人
世界のみならず、日本だけを見ても圧倒的にインビザラインの取り扱いクリニックが多いです。
そのためクリアコネクトで矯正がしたいと思っても、通える範囲に取り扱いクリニックがないというケースもあるでしょう。
また個人的には、わざわざクリアコネクトを選ぶ必要もないかなと思っています。なぜならどっちでもいいので…。
ぴいこママ自身、料金の安さと医師や歯科衛生士への信頼性から、結果的にクリアコネクトを選びましたが、同じ料金であればインビザラインを選んでいるかもしれません。
コストや通院時間など、総合的に考えてもクリアコネクトの方がいい!とこだわりがあるのであればクリアコネクトでいいんですけど、近場で信頼できるクリニックがあるならインビザラインでいいのではないかな。というのがぴいこママの考えです。
クリアコネクトがオススメな人
できるだけリーズナブルに矯正したい人
インビザラインは世界シェアNo.1であると同時に、料金もトップレベルです。
それに比べるとクリアコネクトは料金が抑えられていますので、「信頼できるブランドがいいけど、できるだけ安く済ませたい」という人はクリアコネクトの方がオススメです。
とはいえ、矯正歯科の検索をかける際にクリアコネクトの取り扱いクリニックはそんなにたくさんでてきません。
たとえばぴいこママの住む千葉で調べようと「千葉 矯正 クリアコネクト」でGoogle検索をかけたときに、いくつか歯科医院はでてくるものの、関係のない記事までTOP画面にでてきてしまうほど。
でも実際には仲介業者を通して、クリアコネクトのアライナーを使った矯正はたくさん行われているのです。たとえば、次にご紹介する2つがそれにあたります。
スマイルモア矯正
スマイルモア矯正ではクリアコネクトが使われています。
サイトには「世界シェアNo.1,2のメーカーと 国内メーカーのみを採用」と書かれており、クリアコネクトはNo.2に当たるわけです(もちろんNo.1はインビザライン)。
スマイルモア矯正ではインビザラインも対象に入っているような書き方ですが、ぴいこママはスマイルモア2箇所で診てもらいましたが、どちらもクリアコネクトでの矯正になると言われました。
実際インビザラインはお高いので…スマイルモア矯正がインビザラインを使った症例がそんなにあるのか疑わしいところです。よほど何か理由がない限り、クリアコネクトなんじゃないかな〜。
ウィ・スマイル
ウィ・スマイルでは大手メーカーのアライナーを使用していて、患者にあったものを相談して決めるというような書き方をしています。
ウィ・スマイルも私は2箇所回りましたが、1箇所は「インビザラインかクリアコネクト」、もう1箇所は「クリアコネクトかアソアライナーあたり」、という言い方をされました。
前者はインビザラインと言いつつも、インビザラインで治療を行うことはほとんどないようで、クリアコネクトを採用しているのが実情であるということを教えていただきました…やはりね。
ウィ・スマイルは全国に契約クリニックがありますので、すべてがクリアコネクトを取り扱っているのかは不明ですが、クリアコネクトをお考えの方はウィ・スマイル矯正の無料相談に行ってみてはいかがでしょうか。
矯正していることを気づかれたくない人
クリアコネクトはマウスピース自体の矯正力が強いため、歯の表面につけるアタッチメントの数が少なく済みます。
また透明度が高いと言われていることから、インビザラインをはじめとした他のマウスピースよりも目立ちにくいと言えるでしょう。
まぁ気づかれたくないなら、マスクをするというのも一つの手。
ぴいこママもできるだけ気づかれたくはないですが、…マスクしない派です。
マスクしてたら、マスクが擦れて日焼け止めが落ちちゃうんですよね〜おかげさまでマスクラインにシミ・そばかすができてしまい(今まで日焼けに気を遣ってきて、できたことなかったのに!)、本当にもうマスクはこりごり〜。
後戻りした歯を再度治療したい人
過去に矯正治療を行ってきれいな歯並びになったけど、少し後戻りした人にもオススメです。
インビザラインに比べるとリーズナブルに治療ができるので、軽度な不正歯列であればクリアコネクトで料金を抑えて治療ができます。
過去に矯正で大きな料金を支払っていることを考えると、ちょっとした後戻りであればインビザラインを使わなくてもいいのではないでしょうか。
結論
インビザラインがオススメの人
- 外食が多い人
- 信頼性のより高いマウスピースが使いたい人
- クリアコネクトの取り扱いクリニックが近くにない人
クリアコネクトがオススメの人
- できるだけリーズナブルに矯正したい人
- 矯正していることを気づかれたくない人
- 後戻りした歯を再度矯正したい人
冒頭にも書いた通り、インビザラインとクリアコレクトはどちらを選んでも正解です。それよりも重要なのは、医師やクリニックとの信頼関係です。
最初に相談に行った矯正歯科で決めるのではなく、複数のクリニックを回って、自分の疑問にきちんと回答できるクリニックを選ぶことが理想です。
このブログではさまざまなクリニックに矯正相談に行ったときの話も書いていますので、良ければ読んでみてください。
あと気にしておきたいのは、料金面とマウスピースの着用時間ですね。
特に料金面をシビアに考えている人は多いでしょう。
料金が高くから質のいい治療をしてくれるかと言うと、必ずしもそんなことはないですよね。
反対に、安くても手厚くフォローしながら治療をしてくれるところもありますし、治療費と質の高さはイコールではありません。
料金面ばかりに目がいかないように、注意しながらクリニックを観察してください。
「無料相談時に契約すれば○万円引き」「初回相談での契約でホワイトニング1本無料」といった、謳い文句にも注意が必要です。
着用時間も見逃せません。クリアコネクトをしているぴいこママからすると、着用時間22時間は本当にきついです。クリアコネクトの方が矯正力が強い、とされていますが、着用時間が長いのも関係しているのでは…とこっそり思っています…。
長時間つけることができる環境下であれば、クリアコネクトの方が料金も抑えられ、見た目にもわかりづらいため、私個人としてはオススメです。
私のように在宅時間が長く、あまり外食をしないような環境下の方であれば、クリアコネクトの22時間着用も大丈夫! 2週間のうち1日くらい22時間をきってしまう日があっても、特に影響はなかったです。
着用時間が守れないと、思うように歯が動かず治療が長引いてしまいます。治療期間が長くなればなるほど、モチベーションを保つのもしんどくなりますよね。
1日22時間着用が厳しい人は、最初からクリアコネクトは選ばない方がいいかもしれません。インビザラインで確実に20時間着用して、確実に治療を行いましょう。
(インビザラインでも、22時間以上着用する方が歯の動きはいいようなので、推奨はいずれにせよ22時間以上です)
アライナーは好みやライフスタイルなどから検討していただくとして、それ以上にクリニック選びを重視してください。信頼できるクリニックに出逢えますように!